2013/03/19
ザ・ローリング・ストーンズ、ジョイ・ディヴィジョン、U2、ビョーク、メタリカ、ニルヴァーナ、アーケイド・ファイアなど数々の著名ミュージシャンを撮り続けてきたオランダ出身のロック・フォトグラファー、アントン・コービンの軌跡を綴った『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』が日本にて4月6日より公開されることが決定した。
個性豊かなアーティストの本質に迫る唯一無二の作風、さらには写真以外にもアート・ディレクション、コンサートのステージ・デザイン、2007年にはジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスの半生を描いた伝記映画『コントロール』で、第60回カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを始めとする数々の映画賞を受賞した彼。今作は、1955年に牧師の息子として生まれ、世界的なロック・フォトグラファーとなり現在に至るまでの心の軌跡を本人、そして彼家族のインタビューを通して描いている。
劇中では、30年以上のキャリアで撮りためたポートレートやジョイ・ディヴィジョンの「Atmosphere」、ニルヴァーナ「Heart Shaped Box」など制作したミュージック・ビデオも登場し、中でも1983年にリリースされた『WAR(闘)』以降、すべてのアルバム・カヴァー写真を手掛けているU2との約30年におよぶコラボレーションから培われた濃密な信頼関係がボノの貴重なインタビューを通じて垣間見れる。
作品の監督を務めた同じくオランダ出身の女流監督クラーチェ・クイラインズは「かつてボノがこう言っていました。アントンが最初に撮った自分の写真を見た後、その写真に写っている男になろうと努力したのだと。アントンは彼のレンズの前に立った人々をアイコンに変えてしまいます。でもそれでいて自分はスポットライトの外にいるのを好むのです。」と語り、4年にわたるコービンの密着から彼が抱える“孤独”と作品にかける情熱に迫っている。
◎映画トレイラ―
http://youtu.be/LedYF72Qi6E
◎作品情報
『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』
監督:クラーチェ・クラインズ
出演:アントン・コービン、アーケイド・ファイア、ボノ(U2)、メタリカ、ルー・リード、マーティン・ゴア(デペッシュ・モード)、ジョージ・クルーニー ほか
4月6日(土)、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給:シンカ
INFO: http://www.antoncorbijn-movie.jp/
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